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マグネシウム電池革命?

2014年2月6日


昨日(2014.2.5)午後の東京株式市場で藤倉ゴム工業株式会社(5121.T)がストップ高の上げ幅となりました。マグネシウム電池の開発に力を入れていくとの役員発言が好材料と評価されたようです。

藤倉ゴム株がストップ高、マグネシウム電池開発での発言を材料視(2014.2.5)
http://jp.reuters.com/article/idJPTYEA1404I20140205

<引用ここから>
「…神山幸一常務取締役が5日、ロイターのインタビューで、次世代電池として期待されるマグネシウム電池の開発について、『本腰を入れてやるつもりだ』と述べたことが材料視されている…」
<引用ここまで>

当該インタビュー記事はこちら。

インタビュー:マグネシウム電池の開発に本腰=藤倉ゴム常務(2014.2.5)
http://jp.reuters.com/article/technologyNews/idJPTYEA1404O20140205

<引用ここから>
「…神山幸一常務取締役…『…どういう用途から製品化したらよいか、矢部先生といろいろ相談している』…有力視されるスマホ用充電池の開発について…『…製品化はたいへん…そこがスタートかどうかは研究中…』…『夜店のガソリン発電機の代替や、家庭用の非常用電源など、応用はいかようにもできる』…」
<引用ここまで>

なるほど、スマホ用にこだわらず、広く用途を開発していく方針のようですね。
確かに、スマートフォンほどの小型軽量化・耐久性を要求されない分野からまずは製品化して“経験を積む”ことは良い戦略かもしれません。単価も高いでしょうし。

マグネシウム電池は元々、東京工業大学の矢部孝教授が長年研究・提唱されていたものであり、藤倉ゴム工業がそれに参画する形での参入のようです。

昨年、両者は共同でマグネシウム電池を動力とした車両の走行実験に成功しています。

新型電池、実用化にメド 携帯電話なら1カ月(2013.12.21)
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG20062_R21C13A2CR8000/

この走行実験について、日経の記事とは対照的に、藤倉ゴム工業のホームページでは、ひっそりとしか紹介されていません・・・これは“わざと”なのでしょうか・・・。

マグネシウム電池の開発について(2014.1.9)
http://www.fujikurarubber.com/news/20140109.html

長年マグネシウム一筋で研究されてきた矢部教授は、2009年に米TIME誌が選ぶ「Heroes of the Environment 2009」において注目のイノベーターとして紹介されています。

Takashi Yabe
http://content.time.com/time/specials/packages/article/0,28804,1924149_1924154_1924427,00.html

日本でも2013年頃から一部メディアでは注目されてきてます。

エネルギー革命を起こす? 新発明の「マグネシウム電池」ってなんだ(2013.2.28)
http://wpb.shueisha.co.jp/2013/02/28/17388/

EVにもカンタン装着! マグネシウム電池で車社会が変わる(2013.3.5)
http://wpb.shueisha.co.jp/2013/03/05/17492/

で、肝心の特許ですが、2010年7月に矢部教授が出願し、早期審査の末、2012年7月に特許5034014号として成立しています。
1件だけで大丈夫でしょうか。まだ公開されていないだけかもしれませんが。

上記特許の公開特許公報はこちらです。

特開2012-015013
「マグネシウム電池及びシステム」
http://www.ipc-watch.com/P7A5E

出願時の出願人は「株式会社エレクトラホールディングス」なのに、登録時の権利者は「合同会社矢部学術振興会」となっています・・・いろいろご苦労されてますね。

ところで、「出願人=藤倉ゴム工業 AND キーワード=マグネシウム電池」ではヒットする特許出願公開はありませんでした。フィルム技術に特化しているのでしょうか。
「本腰を入れていく」ということは、知財活動予算もそれなりに確保しているでしょうから、矢部教授との共同出願も今後増えていくことでしょう。
あるいは既にどんどん出願されていて、まだ公開されていないだけかもしれません。
今後どのような知財戦略・特許出願戦略を採ってくるのか、楽しみです。

マグネシウム電池はトヨタ自動車も基礎研究に力を入れている分野であり、これからも開発競争、ひいては特許取得競争が激化する可能性大です。

この電池分野の国際特許分類(IPC)は「H01M」です。
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(佐藤)

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